美肌メソッド
梅雨時期のベタベタ・テカテカ肌で 紫外線を浴びるとシミになる!?

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本格的な梅雨に入り、生活しているだけでそこかしこがベタつくようになってきましたね。梅雨時期は湿気が多く蒸し暑さも最高潮。じっとりした汗で、カラダだけではなく肌もベタベタ・テカテカしてしまいます…。実はその状況、肌にとっては悪条件なんです。

肌がべたつきテカる…それ、要注意です!

なんだか近頃お肌が不自然にテカる…と感じることはありませんか? 実は不自然に顔がテカるのは、蒸し暑さからくるじっとり汗やクーラーの風などによって、皮脂が過剰分泌されているから。本来皮脂は紫外線から肌を守り乾燥を防ぐ役割を持つものですが、必要以上に分泌されると逆に肌へ悪影響を及ぼすものに変貌します。たとえばニキビ、毛穴の開き、くすみなど。そして、なんとシミができやすい状態にもなるのです。

テカテカ肌がシミを生む!?

皮脂が紫外線から肌を守る役割があることはご説明しました。皮脂が油膜となり、紫外線が肌の深部まで侵入することを防ぐといわれています。しかし問題なのはテカるほど過剰に分泌してしまった場合。皮脂が汗や角質とまじり合って肌に溜まってしまうことがあるのです。その状態で紫外線を浴びると、毛穴などにこびりついた皮脂は酸化し、色素沈着してなかなか消えないシミになる!というケースも。気温や湿気は自分ではなんとしようもありませんが、テカるほど過剰に皮脂を分泌させないこと、毎日の洗顔でしっかり余分な皮脂を落しきることがとっても重要になってきます。

乾燥させない、蓄積させない!

田中愛式・梅雨の生活習慣と洗顔法
大事なポイントはふたつ。
【1】     皮脂を過剰に分泌させない
【2】     皮脂を洗い残ししない

まずは【1】から解説していきます。
皮脂は、年齢や性別、気温などによって変わりますが、毛穴の奥にある皮脂腺というところから毛穴を伝って1日約1~2g分泌されるといわれています。多くは肌が乾燥した状態を改善するために分泌され、乾燥が止む、つまり肌全般がうるおえば毛穴をふたする状態となり分泌がストップされます。

しかし、梅雨時期をはじめとする湿気の影響、汗、クーラーの風などで充分にいきわたることができなかったりタオルやハンカチで皮脂を拭き取ってしまったりなどで過剰分泌が起こることがあるのです。これを改善するには、肌の乾燥を防ぐことが一番。クーラーの風に直接当たらないようにする、肌の調子を見て保湿ミストなどでケアするなどが良いでしょう。

また、脂っぽい食事や刺激物のほか炭水化物の摂りすぎ、ストレス、睡眠不足などでも過剰分泌されることがありますから、日頃の生活習慣を見直し、規則正しい生活とバランスの取れた食事をすることも重要です。

続いて【2】です。正しい洗顔で古い皮脂を洗い流し、毎日肌状態をリセットする方法です。こちらは、うるおい成分をしっかり残す洗顔料を使ってお試しください。皮脂は、必要な分まで洗い流されてしまうとまた分泌し始めます。洗い過ぎて逆に皮脂量を増やしてしまわないよう、気を付けて洗顔料を選んでくださいね。ちなみに私はビナーレのピージーナチュラルソープを使っています。

■固めの泡を作ります
ぬるま湯に泡立てネットを濡らして固めに泡を作っていきます。しっかり作ることが出来れば、泡は逆さにしても落ちません

■泡を肌に“のせて”いきます
頬の高い部分からはじめてあご、おでこ、鼻へ泡をのせていきます。ゴシゴシと塗り込むイメージではなく、のせてなでるようなイメージで洗顔すれば、ちりめんシワの予防にもなります

■ポイントは中指と薬指
中指と薬指の腹の部分を使って洗っていきます。洗い忘れることが多いこめかみや髪の生え際などは意識して洗います。小鼻の部分は黒ずみやすいので、円を描くようにくるくるとやさしく洗いましょう。鼻筋部分は縦に動かしてくださいね。目の下の皮膚は非常に薄い皮膚なので、なでるような気持ちでやさしく洗ってください

■ぬるま湯で洗い流したあとは
タオルで水分を吸着するようにタオルオフ。ゴシゴシとふくとちりめんジワやほうれい線ができやすい肌になるので注意です

動画にもまとめてありますので、ぜひ参考にしてください。
http://tanaka-ai.com/laboratory/detail.php?id=25

脂ギッシュではなく…エネルギッシュな女性に!

健康な肌のツヤとは違い、皮脂でベタベタ&テカテカの肌は美しいとは言い難いもの。梅雨時期は気温の起伏も激しく不快指数も高いのでカラダも疲れやすい時期といえますが、紹介したケアを参考に、エネルギッシュに美と向き合っていきましょうね!