美肌メソッド
美容家だって楽しみます!! お酒とお肌の蜜月関係

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ブログで時々紹介させていただいているからか、「お酒を飲んでお肌に影響はないのですか?」とご質問いただくことがあります。確かに撮影の打ち上げやパーティに参加させていただいたり、友人との会合、家族との食事でお酒をいただく機会はある方です。でも、実はお肌にとってお酒って、付き合い方さえ間違えなければとっても相性の良い、素敵な関係にあるんですよ!

お付き合いする前から毛嫌いしないであげてください

実はお酒にはそれぞれお肌に良いパワーが宿っています。例えばビールの元となるホップには、女性ホルモンと似た働きをする「フィストロゲン」という成分が含まれており、女性ホルモンの崩れによる悩みの解決に役立ちますし、アンチエイジングにうれしい「フラボノイド」もたっぷり含んでいるといわれます。そしてイタリアンにぴったりのワインは、女性に人気の「ポリフェノール」がたっぷり。ポリフェノールは活性酸素の働きを抑えてくれ、錆びない女性にしてくれます。ポリフェノールは芋焼酎にも含まれていますよ。そして日本酒には「麹酸」がありますので、白く輝く肌作りをサポート。うまみ成分がヒアルロン酸やコラーゲンの生成を助けるともいわれています。
そして! わたしの大好きなシャンパンも、「シャンパン酵母」という成分がアミノ酸やミネラルなどを含んでおり、保湿効果の高い「グリセロール」もたっぷり含まれています。独特のお酒臭が少なく、お花のような香りがすることからアロマ効果も期待できます。
お酒が肌に悪いという説は、今は昔。現在ではこんなにもお肌との良い関係がわかっているんです。さらに、お酒の席でストレスを発散し、楽しくたくさん笑うこともお肌に好影響を与えてくれます。どうか以前の知識でお酒を嫌わないであげてくださいね。

量より質がずっと仲良しの秘訣

しかし、お肌とお酒との良い関係を築き続けるためには非常に重要な約束事があります。それは、「量」。どんなに体良いものも、摂りすぎが悪影響を及ぼすことはみなさんご存じですよね。お酒も同様、飲み過ぎは絶対にNGです。酔ってしまい自制のできない状態になった女性は残念ながら美しくありませんし、利尿作用もありますから体に必要な水分が排出されてしまう可能性もあります。そして何より、アルコール分解の過程で生成される「アセトアルデヒド」は健やかなお肌を作るたんぱく質や脂質などを固くしてしまうことがあるのです。ですからアセトアルデヒドの分解が滞るほどに飲んでしまってはいけません。せっかくの美容成分のパワーが相殺されてしまいますよ。それぞれの適量といわれている量を紹介しておきますね。

ビール ワイン 焼酎 日本酒 シャンパン
中瓶1本 グラス2杯 原液で110ml 1合 グラス2杯

参考:公益社団法人 アルコール健康医学協会
※紹介した量はあくまで一般的なもので目安です。体質や年齢などによって異なります。
※毎日の飲酒は避けましょう。週に2日程度飲まない日を設けることをおすすめします。

良い関係でお互いを高め合うのが何でも大事!

お酒の良い部分だけを享受できるよう心がければ、お酒だって美容ドリンクになります。そのためにはだらだらと飲み続けるのではなく、キッチリ量を制限して楽しむ、量より質の楽しみ方が正解です。どんな関係も程よい距離感が大事ですが、お酒とのお付き合いも同様なんです。
気持ちを高揚させてくれお肌に良い成分を体内に運んでくれるお酒。そのパワーを生かせるかどうかはあなた次第です。良い関係でお互いに良い影響を与えあえるよう付き合っていってくださいね。