美肌メソッド
あなたの手は何歳? 手に年齢を感じさせないための3つのポイント

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女性の年齢が出やすいといわれる、手。
紫外線などの外的刺激を受けることが多く、仕事、家事、育児などをしているとこまめなケアもしづらいですから、確かに衰えが顕著に表れてしまう場所です。

しかしケアの仕方によってはリングやネイルの映える美しい手を保つことが出来ますから、あきらめないで! 今回は、わたくし田中愛流のハンドケアをご紹介します。

老けて見える「手」って、どんな手?

乾燥してカサカサしていたり、シミやたるみがあったりといった特徴はもちろんですが、実は手の見た目年齢を大きく左右するのが、浮き出た骨や血管です。そもそも手は年齢を重ねるにつれて皮膚が薄くなり、骨や血管が目立ってきますが、そのような状態になるのは、個人差や体質の差はあれど本当にご高齢になってから。まだまだ美容やオシャレを楽しみたいという年齢であれば、ふっくらとハリのある手こそ、年相応です。

(※体質差、個人差があります)

老けた手にならないためのポイント1

紫外線を避けよう
洋服で守られている他の部位や、お化粧を施していることが多いお顔とは違い、手は、何もしなければ紫外線を直接浴びていることになります。

ご存じのとおり紫外線は皮膚の構成バランスを乱し、シミやシワの原因を作ってしまうことはもちろんハリや弾力を失わせるきっかけになることもあります。

多少面倒と感じても、UV対策をおこないましょう。おすすめはUVカット手袋ですが、仕事や家事、育児などの邪魔になるようであればUVカットハンドクリームなどを利用するのがよいでしょう。

老けた手にならないためのポイント2

体の巡りを気にかけよう
手の血管が目立ってきたという方のお話しを聞くと、さまざまなパターンがあります。紫外線などの外的刺激からか手全体がしぼんだようにたるんで目立ってきた、バランスの悪い食生活や生活習慣が影響して血管の壁が厚くなったといわれた、(痩せ型の方に多い)脂肪が減って肉厚がなくなった… などです。

血管は体内をくまなく巡っている、体にとって非常に重要なファクター。健康的な状態を保つために、もっと気にかけてあげましょう。
具体的には適度な運動、食生活の見直し、十分な睡眠、禁煙などです。もちろん、無理なダイエットもおすすめできません。

老けた手にならないためのポイント3

お顔と同じようにケアしよう
手の皮膚はお顔の皮膚と比べると、新陳代謝に要する時間が長い部位といわれています。健康な状態でも時間を要するのですから、例えばシワやシミなどが出来てしまうと、サイクルが狂い、ますます時間がかかります。つまり、シワやシミが消えにくいといえますね。

ですからお顔の肌と同じくらい、しっかりと保湿をし、ターンオーバーの正常化を助けることが重要です。下記におすすめのケア方法を紹介しますので、ぜひ試してみてくださいね。

1. 手を温める
まずは手を温め皮膚をやわらかくします。時間があるときは洗面器に適温のお湯を張り、バスオイルなどを数滴たらして約5分。時間がないときはスチーマーやホットタオルを利用しましょう。手をしっかり湯船に浸けてからのお風呂上りも◎。

2. クリームをまんべんなく塗布
ハンドクリームや保湿クリームなどを手全体に塗布します。

3. 左手の親指をはさむ
左手の親指の根本を右手の親指と薬指で軽くはさみ、指先に向かってぐっと気持ちのいい程度の力加減で数回滑らせます。同じ動作を残りの4指にも。左手が終わったら右手にも同じケアをします。

4. 左手の親指の側面をはさむ
今度は指の側面をはさみ、3と同じように滑らせたあと、爪の部分をぐっとはさんで圧迫します。残りの動作を残りの4指にも。左手が終わったら右手にも同様のケアを。

5. 手の甲をググッ
左手の指の付け根に右手の指をあて、手首に向かって引き上げます。気持ちがいいと感じる程度の強さでおこなってください。

これを3セットおこないます。お顔のケア後の習慣にするのがおすすめです。

6. クリームをまんべんなく塗布
最後に、もう一度ハンドクリームや保湿クリームを手全体に塗布して終了です。

手って、とても働きものです

年齢を重ねていても美しい肌を保つ女性が多い現代。お顔からは実年齢を推しはかることができないほど若く見える「美魔女」と呼ばれる女性も増えています。そういった流れもあってか、実年齢を見極めたいなら「手をチェックするべき」という意見を多く聞きます。そのくらい、手が女性の年齢を映し出すという認識が広がっているんですね。

逆にいえば、手が老けていると実年齢よりも老けて見られる可能性があるということ。それを恐れてか、手にファウンデーションなどのメイクを施す方もいるほどです。

物の受け渡しや名刺交換、電車のつり革を持つときなど、実は手はよく見られています。
たるみのないフェイスラインを保っていても、素敵なドレスが似合うボディでも、伸びた手がぼこぼこ、かさかさ、シワだらけでは、台無し…。

それでなくとも、毎日、どんな動作でも働いているのが手です。美しさを保つという理由だけでなく、もっと労ってあげてもいい部位ですから、ぜひ、この記事をきっかけにしてもっといたわってあげてくださいね。