美肌メソッド
子どもと一緒に成長して… 一歩ずつママになっていくこと。

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美容家として様々な活動をさせていただいているわたしですが、三児の母としても一生懸命頑張っています。「忙しいのに子どもはどうしてるの?」とご質問をいただくことも多いので、わたしの子育てについて、ちょっとお話しさせていただこうと思います。

結婚を機に主人出生の地、青森で暮らし始めた私たち夫婦の元に、長男が生まれてきてくれたのは9年前。青森の家族にたくさん助けていただいたものの、慣れない地で初めての子育てということもあり、不安がなかったわけではありません。そんな私を支えてくれたのは、やはり主人と、そして長男自身でした。芯から癒される笑顔、元気にすくすく育っていく姿に何度心が助けられたかわかりません。おかげでそれまでよりもさらに子どもを愛する気持ちが生まれ、現在は長女、次女の3兄妹に囲まれて暮らしています。

子どもは親に育てられ親は子供に育てられる

子どもたちはわたしにたくさんのことを教えてくれました。例えば長男が3歳、長女が1歳のころ、長女がちょっとしたいたずらをしました。その時長男は主人やわたしと同じ口調で妹を注意したのです。当たり前のことなのですが、「この子はわたしたちを手本にして自分自身を育てているんだな」と再確認でき、親としてのあり方、規律についてピッと背を正されたことを覚えています。

そんなわたしが、子育てで心がけているのは5つのこと。

  1. 子どもと接する時間はできるだけ長くとる
    どんなに忙しくても朝と夜の食事は極力一緒に摂り、いただきます、ごちそうさまを一緒に言います。
  2. 何が楽しかったかを聞く
    最低1日1回は、何を楽しんだかを子どもに聞きます。まだ小さい内は理路整然と答えるのは難しいですが、なんとか伝えようと一生懸命話してくれます。ですから、多少つながりや意味がわかりにくくてもわからないとは言わず、こちらも一生懸命理解する努力をしながら聞きます。
  3. 初めてできたこと、ひとにやさしくしたことはたくさん褒める
    新しいことを成し遂げるのは大人でも大変なことです。同様に、ひとにやさしくすることも簡単でないときがあります。ですから大人になっても頑張れるように、たくさん、しっかり褒めるようにしています。
  4. 夫婦一緒に叱らない
    叱るときは、主人とわたし同時に叱らないようにしています。これは叱られた恐怖感から反省するのではなく、きちんと内容を受け止めて理解してほしいためです。叱らない一方は、理解を補助してあげたり受け止めやすく言葉を変えて問いかけたりしています。
  5. 夫婦間のコミュニケーションをしっかりとる
    子育ての考え方や方針が夫婦間でぶれてしまうと、子どもが正誤を判断できず、戸惑います。ですから夫婦間でしっかり話し合い、意見をそろえて子育てをするようにしています。

この5か条は、すべて子育て中に子どもから学んだもの。わたしたちは子どもを育てているつもりでも、実は子どもたちによって「親として」育てられているのだと思います。
長男は今年9歳。母としてのわたしも9歳です。日々一歩一歩成長をしているのは、子どもだけではなく母としてのわたし、父としての主人も同様なのだと考えています。

日々の成長は本当にうれしい。でも…

以前は、仕事のせいで子育てを軽んじていると誤解されたくないという思いからか、時に頑張りすぎてしまうこともありました。しかし、そのたびに子どもや主人が「ママおやすみしていいよ」「お手伝いするよ」などと言ってくれ、今のわたしがあります。最近ではわたしの休息時間を作るために頑張ってくれることすらあります。
日々、子どもたちの成長が手に取るようにわかりとってもうれしいのですが、どこかで寂しい気持ちも―。勝手ながら、どんどん親離れしていくことを実感すると「時よ、止まれ!」なんて思うこともしばしば。これからはわたしの「子育て●か条」に、子離れするための項目ができてしまうかもしれません…。
まだまだ母としての成長がたらないわたしだけれど、これからも一緒に楽しく暮らしていきたいね、と今日も子どもたちと食事、会話をしながら切に思っています。

そして…子育てに理解を示してくださるお仕事の関係者様や子育ての悩みを親身になって聞いてくれる友人・ママ友、協力的な家族、何より主人に支えられて、わたしは今大好きな「美容」と子育てを両立することができています。ひとりでは到底、無理だったでしょう。本当に、本当にありがとうございます!