美肌メソッド
メイクをしたまま眠ると1日で1歳老ける!?

pixta_12534529_Sメイクをしたまま眠ってしまうと「1日で1歳老ける」と聞きますよね。それはさすがに言い過ぎですが、お肌にとってかなりの悪影響がでることは否定できません。

とはいえお仕事や家事に忙しくどうしてもメイクを落とせないときってあると思います。そこで今回は、疲れているときもおっくうにならない時短メイク落とし&ケア法をご紹介します。

まずはなぜメイクしたままの睡眠がお肌に悪いかをおさらい

ファウンデーションをはじめとするお化粧品には、油分が含まれています。油分は長時間肌のうえにおいておくと酸化し、活性酸素が発生。肌を錆びさせてしまいます。もちろん埃や汚れなども肌に残った状態ですから、油分と混じった汚れが毛穴の詰まりを引き起こし、ニキビの原因にも。粉末成分は乾燥を招きます。
油分や皮脂の酸化、ほこりや汚れの停滞、乾燥は、雑菌を増殖させることにもつながり、思わぬ肌トラブルを引き起こすこともあります。

あるイギリス人ジャーナリストがメイクを落とさず1か月を過ごし「メイクをしたまま眠る恐怖」を示したことをご存知ですか? 彼女の場合、目のまわりをはじめ肌全体にボツボツが出て、毛穴が詰まって黒ずみ目は腫れ、1か月たつ頃には乾燥からか肌や唇がひび割れてしまったそうです。やけどに似た症状になった箇所もあり、致命的な肌状態になりました。

おどかす気はもちろんありませんが、多少の疲れなら頑張ってメイクを落そう! という気持ちになってくだされば幸いです。

どうしても疲れているときは… 時短メイク落とし

洗面所に行って髪の毛をまとめ、ぬるま湯を作ってクレンジングを手に取って…と、何工程もあるメイク落とし。忙しかった日は想像するだけで疲れが増しますよね。
そんな日は、ソファに体を預けながらでもベッドで横になりながらでも構いませんので、コットンでふき取りクレンジングをして、洗面所で流すだけの時短メイク落としがおすすめです。

1. コットンにクレンジング(コットンから零れ落ちないローションかオイル、ミルクのもの)をひたひたにし、おでこ、頬、あごからそれぞれこめかみに向かってやさしくふき取ります。鼻すじは上から下にコットンを滑らせ、小鼻は円を描くようにくるくる動かしクレンジングをなじませます。

2. 次に目元や口元などメイクが濃い部分をふき取ります。まつ毛はコットンでやさしく挟み、上から下へ。口元は横にゴシゴシではなく縦のシワをなぞるようにふき取ってください。

3. あとは洗面台にいき、ぬるま湯でやさしく流すだけです。

4. W洗顔はお休みして、流す~タオルオフを終えたらシートパックを乗せてケアも時短してしまいましょう。

ポイントはふき取りの順番です。重ねメイクをすることが多い目元や口元はマスカラの繊維などが肌に付着する可能性がありますので、最後にしてくださいね。

時短メイク落とし&ケアの翌朝には

時短メイク落としをした翌朝は、気分的にたっぷり洗ってあげたくなりますが、泡だけの洗顔で済ませましょう。普段よりも手をかけてあげなかった肌は敏感になっていることが多いため、刺激の強い洗顔が逆効果になることもあります。その代わりと言ってはなんですが、うるおいの補給はたっぷりと。時間が許すようであれば、化粧水は1度だけではなく数回、お肌に与えてください。ローションパックもおすすめです。乳液はしっかりと肌がうるおったことを確認してから使いましょう。

かしこく楽しくきれいであろう!

もちろん、きちんとメイクを落として眠るのに越したことはありませんが、どうしても頑張れない日はあるもの。
メイク落としが面倒に感じるからといって「お化粧しなければよかった…」なんてメイクを忌まわしいもののように思うのは悲しいことです。キレイでありたい、キレイが楽しい! という気持ちは女性にとっての活力源。どうしても頑張れないときには、かしこく時短メイク落としで応急して、翌朝、しっかり肌をいたわってあげればいいんです。ストレスはお肌にも悪いですから、楽しく、気負いなくキレイを育てていきましょうね!