美肌メソッド
あなたのかさかさ肌&唇 冬の隠れ脱水が原因かも?

Litlte girl in a bathrobe and towel

化粧ノリの悪いカサカサ肌、剥けた皮が白浮きするパリパリ唇…。いくら乾燥がひどい季節だからといって、そんな状態になると悲しくなってしまいますよね。一所懸命保湿してリップクリームを塗っても改善されない状況が続いているなら、冬の隠れ脱水を引き起こしているかもしれません。

夏じゃないのに熱中症?

脱水とは、カラダが水分不足になっている状態を指します。汗の量の多い夏ならまだしも、寒い冬に水分が不足するという事実に違和を感じる方もいらっしゃると思いますが、脱水は冬でも起こるんです。
冬の隠れ脱水の主な原因は乾燥。乾燥すれば、湿度が下がりますよね。通常カラダにとって快適な湿度は50~60%ですが、冬は強い乾燥によって快適な湿度以下になることが多々あります。湿度が低いと皮膚や粘膜、呼気などから自覚のないまま水分が失われる「不感蒸泄」が増えるといわれていますので、知らず知らず脱水状態になっていることがあるんです。
北風が吹きすさぶ今時期、外の乾燥が強いことはみなさんよくご存じの通り。加えて室内でも暖房器具の使用や窓やドアを締めきって気密性がアップして、かなり乾燥しています。つまり冬は室内外どこでも乾燥が強く、脱水の危険が潜んでいるということ。
冬の隠れ脱水を起こすと肌や唇は必要な水分がなくなり、かさかさしたり皮がむけたり…。そしてそれだけではなく、冬なのに熱中症のように体調を崩す場合すらあるといわれているんです。

隠れ脱水にならないために…気を付けるべきは3つ!

お顔の肌や唇だけではなく全身の肌や体調のためにも、気を付けるべき三か条を紹介します。
1.水分のある部屋にして湿度を上げましょう
過ごすことの多い室内には加湿器や濡れタオルを用意して湿度を意識的にあげましょう。お湯やぬるま湯を入れた洗面器などでもいいですよ!
2.こまめな換気で気密性を下げましょう
寒いとはいえ、できるかぎり換気は必要。部屋は閉め切るほど乾燥します。外気の乾燥も強いものの、草木や天候などによって暖房器具を使用している室内に比べ湿度が高い場合が多いので2~3時間に1度程度換気しましょう。
3.喉が渇いていなくても水分を摂取しましょう
喉の渇きを感じていなくても意識して水分を摂るようにしましょう。利尿作用の高いコーヒーなどではなくおすすめは常温の水や炭酸水です。1日1.2~2ℓ摂るのがベストです。

健康が一番の肌栄養

お肌も唇の荒れももとをただせばカラダの不調といえます。特にお肌は体の状態をうつす鏡のようなものですから、脱水はもちろんこの時期に多い風邪などにも気を付けてくださいね。オシャレやレジャーの楽しい季節ですから、健康でイキイキ、美しさをキープして冬を楽しみましょう!