突然ですがみなさん、いま、恋をしていますか？　わたしはもちろんしています。旦那さんに、子どもに、家族に、仕事仲間に…。そして、人間以外にも、たくさんのものに恋をしています！

恋って幸せなだけじゃない！

女性に限らず、ひとは恋をすると美しくなるといわれます。恋をすることでドーパミンやオキシトシン、エストロゲンといった幸せホルモンが分泌されひとを輝かせるという説は有名ですよね。加えて、実は脳内のPEA（フェニルエチルアミン）というホルモンの濃度も高まるといわれています。
PEAは、幸せを感じ心に安定をもたらす幸せホルモンとは別の働きを持っており、なんと「気持ちを揺れさせる」ホルモンです。「吊り橋効果」をご存知の方は多いかもしれません。これは、落ちるかもしれない吊り橋ですれ違った男女は恋に落ちやすいというもの。この説にもPEAが深くかかわっているといわれています。
気持ちを揺れさせると聞くとあまりよくないホルモンに聞こえてしまいますが、悪いことだけではありません。PEAは交感神経を刺激することで新陳代謝や代謝機能をアップ。ターンオーバーの正常化を助け、ダイエットにも好影響を及ぼすとか。何より、「恋」をするのに欠かせないホルモンです。ドキドキや適度な不安、キュンとする甘酸っぱい痛みを感じることも、恋の醍醐味ですものね。

恋をしてきれいになるには相手はひとでなくてもいい？

冒頭にも書きましたが、わたしは様々なものに恋をしています。お花屋さんで見る季節の花や、おいしいお料理、自然の景色も大好きです。旅も、運動も、そしてもちろん美容も愛していて、毎日何かに恋をしているといっても過言ではないかもしれません。これにはPEAが関係しているような気がするんです。PEAは、心が揺れているときだけではなく、新しいもの、魅力を感じるものを目にしたときや、それがもう少しで手に入りそうなとき、そして自分から離れてしまいそうなものを追いかけるときなどに分泌されるといわれています。
例えば、今しか見られない景色が移ろってしまう瞬間、儚くも懸命に咲く花のいのち、まだ見たことのない美容法…そういったものに、わたしはきっと毎日恋い焦がれているのですね。
また、即物的ですが、数量販売の手に入るかわからないコスメを買いに出かけるときのドキドキも、わたしのPEAの濃度を増やしているのではないかと思っています！

もっともっと恋をしよう！

ひとの身体、脳の仕組みってとっても興味深いですね。恋すること、ドキドキすること、新しいものに触れること…それら人生を豊かにする事柄が、「美」にも好影響を与えているなんて、本当にすごいことです。みなさんもいろんなものにもっともっと恋をして、いまよりさらに、キレイになりましょうね！